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2024年10月30日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で発言するロシアのネベンジャ国連大使(中央)=国連提供

 ウクライナ侵攻を続けるロシアに北朝鮮が派兵した可能性があることを受け、国連安全保障理事会は30日、緊急会合を開いた。日米韓などから非難が相次ぐなか、ロシアは事実を否定した。仮に事実だったとしても北朝鮮との協力は「国際法違反ではない」との持論も展開した。

 会合で米国や英国は北朝鮮の派兵は約1万人、ウクライナは約1万2千人がロシアに移送された可能性があると報告した。ウクライナのキスリツァ国連大使は10月23日から28日にかけて、2100人規模の兵士を少なくとも7機の航空機がロシアとウクライナの国境まで運んだ情報があると説明。「11月には北朝鮮の兵士がウクライナ軍に対する戦闘に参加し始めると予想されている」と述べた。

 多くの理事国はロシアと北朝鮮を国連安保理決議違反だと非難。日本の山崎和之国連大使が北朝鮮兵のロシアへの派遣と訓練参加について「信じるに足る情報を確認した。これは安保理決議に対する明白な違反だ」と発言すれば、米国のウッド国連代理大使はロシアに北朝鮮兵を投入しないよう促した。

 ただ、ロシアのネベンジャ国…

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